おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

また破る

囁き声も筒抜けて

障子破ってくるごたる

庭は荒れても気にせんで

遮りも無しに照らされる

 

あいつや東京行っておかしなった

いくら言われても構わん 堪えん

そがんことより今日の飯

遠い敵より明日の生業

 

おんなじ国におって

違う空気のある

おんなじ国におる

気のせん

 

あいつや東京から帰って来ん

そがん言葉の届かんくらい

遠くに来てやった

あとは親の死んだ時ぐらいに

義理で帰ってやればよか

 

荒れた草木ば

笑うてやるばい