おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

講釈

追わなくなった物語は

知らないままがいい

頼んでもないのに知りうる

あふれた世だというのなら

こちらから選んで掛かればいい

 

あなたの言葉の端を

気にして深読みして

勝手に傷つく

そんな無様を知られたくないから

すべて覆い隠してやる

 

街が嫌いだという時は

大体自分が自分を疎み

人に彼是言う奴は

暇か楽しみがないかの二択

 

講釈垂れて

何も為せぬ者

なってたまるかと

言い聞かせていたものの

 

なりたくない者になってしまう

決めこんだことはすべて流れてしまう