おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

生きた心地

例えばなしではなくて

生きた心地のしないこと

誰にどう伝えたら

ほんのかけらでも届くだろ

 

分かると言われても

癪な性分

分からないと言われても

落ちこむくせ

 

四六時中に思い

生きた心地などしたことのないこと

押しこめたつもりでも

知らんぷり決めこんでも

 

季節の変わり際

人の世の営みや

雨風のさまに

追討ちをかけられる

 

例えばなしではなくて

本当に生きた心地がしないのよ