おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

石段を上がれ

戦いの後には

女が入るでない

伝えを聴いて

大人しくしておけばいいものを

 

景色が待っているのだ

風が呼んでいるのだ

なぜそう思う

 

石段を上れ

草木を割いて

丘の上のたましいを

迎えにゆくまで

 

どこで聞き覚えた歌

ついてゆけぬ身体

弱きを憎めど

精神は強いから

 

戦いの後にも

残り香のある

真先に撃たれた

合図のpiper

 

たとえ知らなくても

石段を上がる

 

生まれ変わりのほかあろうか