おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

はたかれたぬいぐるみ

はたいたぬいぐるみ取り戻すこと

たやすいという思いこみ

彼の胸には響かない

心の機微

 

やつれ切った顔で

宥めすかしてくる様が

腹立ち滑稽で

虚しくさえ思える

 

ずれてくるのは

時代も地域も

仕様のないことで

 

ただただそれを言い訳にするのが

格好悪いだけ

 

はたいたぬいぐるみは

もう二度と戻らないの