おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

暗き川

苦肉の策が日常茶飯事

冷やした果実はうんと甘く

梳いた飯は上手く流れて

生きてゆく術に困らない

 

代わりに情緒を失うな

暮らしの便利に添いすぎるな

むつかしい

むつかしい

現代社会と頭の中は

いつでも乖離

 

こうやって心がたやすく病むといわれ

本当のところはいつの世も変わらないのに

分からないのに

 

型にはめなければ不安になる性分

己か周りか

どちらか一方でも

罪深い行いに走る

 

ただ飯を食めば良かった筈の

日常はどこへ行った