おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

西住みの都行き

東に都があるならば

向かうほかあるまい

籠に徒歩にと依る時でなく

すぐに行ける不自由が

我を縛るとして

 

伝手を持たぬ者だから

己で向かうほかあるまい

急きたてられることも

祀り上げられることもなし

只々都住みに憧れた振りで

 

この身体は西の太陽に慣れ

日落ち早覚めの心地悪さ

あぁこの星ごと向いていないと

絶望しないよう気掛けよう

 

都は東にあるのだから