おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

またたび

駅前は新しくなったみたい

思い出ばかりの市電にまた

乗ってふらりと行きたいね

 

秋前はうだる暑さにまた

やられてむくれていたけれど

そろそろ心地もいいんじゃない

奇しくも生まれ月

 

焼きたてのパンの匂いがする

子どものころからの贅沢と

海前の道が少しずつきれいになっても

変わらない

 

ここに立てばほら

気持ちいいでしょ

煌びやかな街に目もくれず

飽きもせずここに何時間でも

いられる変わり者どうし

 

もう少し

もうずっと

ここにいよう