おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

苦を受ける者たち

獣が来ても

力では敵わぬ

必死で頭働かせて

予感して予測して

生きてきた

その名残だという

 

どれだけ時代が変わろうと

哀しいかな

身の内に沁みている

 

頭は動き

心は揺らぎ

感覚は抑えることできず

 

どれだけ社会が変わろうと

哀しいかな

身の内から湧き上がる

 

これ性分なりと

飲みこめるまで

あと何年かかるのか

死ぬまでに間に合うのか

知れぬけれど

生きねばならぬと

 

ただ立つだけで

眠るだけで

苦しい星もあるもので

 

力なき女は往々にして

感ずるようにできているのです