おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

泣く子も黙らん

老いた身には響く

骨皮に沁みるもんで

照る昼も蒸す宵も

酒の肴にはならんでも

 

いつかいつかと せがまんように

 

泣け泣け 好いたごて

幸い まだ宵長い時分

秤も知らんまま

泣け泣け 宵通し

 

血を恨むような戦どき

地を齧るような腹減りに

思い致せば今なんざ

幾らでも聞かせてよ

 

またねまたねと 手を振る前に

 

泣け泣け 好いたごて

飯か機嫌か具合悪かか

泣くしか知らんから

泣け泣け 幾らでも