おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

初頭のひと節

いつまでも垢抜けない娘ね

黄色のキャンディーを目印にお行き

獣も狩人も敵じゃないだろけど

雷だけは気をつけな

 

腹が減っては戦は出来ぬ

腹一杯でも体が動かぬ

いい塩梅を探すのが

旅する掟ってもんだろう

 

粋な男は居ないかね

街に出たなら会えるけど

あんたは寄りつきもせんもんね

少しは考えたらよかろうに

 

己の仕事で忙しい

太古の族みたいなこと言う

あたしゃあんたが心配だよ

薄茶の布くらい掛けてきな

 

夜は冷えるからね

村も例に漏れず

歌は歌うんじゃないよ

好きだろけど

 

来んでいいもんまで

呼んじまうからね