おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

風泣く恋

肩を掴んだ

手の強さに

僕とは違う人だと思った

 

涙まじりの

好きと言う言葉

受け止めてくれただけでよかった

 

幸せには

いちども出会っていない気がするけど

 

君といた時間が

もしかしたら

それだったのかもしれない

 

叶う時に怯えていた

遠ざかって恋を知るの

 

腕を離した

そのあとにも

感触はのこり

十年経っても思うなんて

 

空が繋がっているなんて

夢見る年を過ぎても

風が吹いているだけで

泣いちゃうのは変わらないよ