おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

潜むほかないのだろう

悔しさ堪えぬ夜だった

人の生き死によりも僕には重要だった

明後日の方向を向いた幸運が

どうかどうか自分のほうへ

 

それだけだ

それだけだ

 

急な雨風に晒されれば

否が応でも考える

自分を愛せと言うけれど

そうすれば他人は蔑ろになるだろう

 

どうして幸せになれよう

 

明日は明日の風が吹くとて

今日はどう生きよう

噛みしめて耐えた

その記憶だけで

生きてきた賠償が今

 

必要なのだろう

もう愛されることはない

冬へ入るに乗じて

そっと身を潜めるほか