おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

浮き世音

朝っぱらから消魂し

烏の勝手

私だって

好きにさせてよ

辛うじて夜明けを知られる部屋

 

良かったのよね

きっとこれで

ふわふわと浮くような人生去らば

 

洒落た西洋の飲み物を

朝から淹れる趣味もないわ

その辺に転がる名も知らぬ菓子を

口に放り込むが精いっぱい

 

あぁカミサマ

ごめんなさいね

上手くは生きられそうもない

しっかと授けられた讃美は遠く

記憶の彼方に薄まって

 

今日も日常の音がする