おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

うらめしやとも言えなくて

眠れないと言ってみたいものね

必ず誰かの反感買うわね

恵まれた側だと

気づけないって

まるで正論

 

所変われば

逆さの立場もあると知って

 

幸せそうな二親に手を引かれた子が

何の罪もないのに恨めしくってさ

信号変わるよ

早く渡っちゃいなよ

口に出さないだけで念じてた

 

とうに大人になってまで

何を嘆いているの

みっともない

そうかしら

大人になってからのほうが

ちゃんと分かって辛いもの

 

取り戻せない時間が憎いもの

 

幸せそうに両の手を預けたまま

強い子にはなれないよって嘯くけど

知ってるよ

土台さえあれば何だってできるんでしょ

そして

その逆さもあるわ

 

日は早く暮れて

逃げ帰る

私から見えないところで

夕餉の温かな時間は

笑い合う家はそうあればいい