おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

渇かない夏

軽はずみに猫じゃらしは

ゆらりゆらゆら

夏休みは遠いかなた

暮れはふらふら

 

どうせ聞こえない歌を

そっと風に乗せてみて

どうせ聞こえない歌が

ずっと遠くの時代へ

 

流れ流れ届くでしょう

思っているより軽やかよ

 

流れ落ちた滝のもとに

浸された思い出も

夏休みは1人になることも

冒険と呼べるから

 

歩き始めた足で

どこまでも行ける夢を

歩き疲れた足で

そっと休める岩陰を

 

巡り巡り見つけるでしょう

思っているより自由なものよ