おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夢にいる

天文に身を置きたいと

思ったことがあったものです

 

汲み解くよりもむしろ

迷宮に入り込んでいくような

快感を欲したものです

 

心は空想に満ちて

科学的な思考とは

掛け離れたところにおり

 

数学の類も苦手です

ただ星を見るのとは

わけが違うのだと知りました

 

よくよく考えてみると

望遠鏡を覗くよりも

あの星に行きたい

烏滸がましくも

帰りたいなどと

欲したものです

 

いよいよ月日の流れよりも

光年の行き来に

思いを馳せるようになりまして

 

また静かな東京の夜に

住んでいるだけです