砂時計は気づけば
擦り落ちていて
誰彼問わず終えるもの
そうね
尊き天を描かなければ
遣り過ごせない苦に満ちて
歌を突き上げ
指交わらせ
どうか安らかをと
願うても
此方は思い描くよりも
耐え難い世界よ
それでも
伝える術ないから
偶に
生まれかえってゆくものもある
ただね、
1つルールとして
其れを表明してはいけないから
頭が沸騰するまで思い考えめぐらせて
それは気の弱り体の弱りと捉えられて
手続きがうまくいかないと
伝達がなされずに
気づかない魂もあるから
ただ弱いだけと落ち込まないでね
貴方もそんな1人かもしれないし
初陣かもしれないわね
その生を全うしろとは云わないわ
ただ貴方たちが思うほど
此方も気楽ではないのよ、とだけ
先んじた者として
伝えておくわ