おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

暖炉の先に

肩身の狭い思いをさせたね

古い暖炉のまた遠く

蹲る子になったのは

私のせいや

すまんかったね

 

身を縮めることだけが

自分を守るすべなのだと

覚えてしまったのね

どこで違った人生を

 

ここから温めてゆけるかしら

老いゆく身の押しつけになって

また苦しめてしまうかしら

すまんかったね

 

温まったココアを飲んで

ひととき

償いになるかしら

 

身を縮めることだけで

自分を守るようになったね

誰かこの子を愛してと

押しつけがましく思う暮れ

 

暮れる者にはそのほかに

できることが少ないからね