肩身の狭い思いをさせたね
古い暖炉のまた遠く
蹲る子になったのは
私のせいやね
すまんかったね
身を縮めることだけが
自分を守るすべなのだと
覚えてしまったのね
どこで違った人生を
ここから温めてゆけるかしら
老いゆく身の押しつけになって
また苦しめてしまうかしら
すまんかったね
温まったココアを飲んで
ひととき
償いになるかしら
身を縮めることだけで
自分を守るようになったね
誰かこの子を愛してと
押しつけがましく思う暮れ
暮れる者にはそのほかに
できることが少ないからね