暮れかけてもブルーの空
分刻みで電車はゆく
すぐ汚れたと思いこむ手
洗い流した水があつい
でんぐり返ししてバイバイする
その遊びがないんだよな
泣かなくてもよくなった分
閉じこもれば笑いも怒りも
遠ざかって
大敵の虚しさがまた来るんでしょ
臥し床も楽じゃないわ
病なんて屁じゃないわ
言うこと聞かないグレーの空
自分のことなら何とでもできるって
言ってた誰か
ウソツキね
ただ起き上がることだけに
この世の厳しさを知ることに
なろうとは
幸せ逃げても溜め息を幾つでも
泣かなくてもよくなった分
閉じこもれば笑いも怒りも
遠ざかって
大敵の虚しさがまた来るから
暮れかけてもブルーの空
焼き付けたから大丈夫と
今日を終えるには
言い聞かせて
パタンと眠るしかないでしょ