おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

酔い明けの情歌

ねぇどう思ってる

今何を感じてる

優しく聞かれるたびにほら

なんて答えたら離れていかない?

淋しい子の思考回路

 

ただね、ぎゅっとしてくれれば

それでいいの

それ以外に思いつかない

貧しい心では

 

綺麗な夜景は地球の違和感

海に行くまでが酔う苦行

作られた歌は反吐出る始末

震える指先も武器にして

 

ただの女に成り下がりたい

どうしても女ではありたくないね

 

まだね、ぎゅっとしてくれるなら

そばにいたい

嘘じゃないけど

本心でもないのよ

 

minor chord が心地いい脳

人の祭りは茶番でしかない

見えないものに価値見出すたび

世にある物が玩具に見える

 

かわいくない御託を並べて

満足して帰ってゆくわ

 

ただね、ぎゅっとしてくれれば

それでいいの

決して嘘じゃないけれど

それはこの世の言葉で問われたらの話

 

願い下げよ

何もかもが

痛く染みる夜でしょう

かわいくもない女でいたい