おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

あちらも此方も浸す雨

音のないまま降る雨のせい

昼寝覚めも

今生の悲惨だって

 

産まれたからには幸せに

生きてるからには自分の意志で

そういう言葉は知ってるわ

ただ向こう側の人だけの

ものだと思っていたの

 

薄ぼんやり気づきはじめてなお

今でも思っているの

 

少し湿った空恨み

乾くどころか

逆戻りのシャツに

 

泣いて縋った日思うのは

今亡き人を伝い探すのは

あまりに大げさなことかしら

だけど生きている限り

そういうものよね

 

産まれたからには幸せに

生きてるからには自分の意志で

そういう言葉は知ってるわ

ただ向こう側の人だけの

ものだと思っていたの

 

薄ぼんやり気づきはじめてなお

今でも思っているの