おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夏の気配

雨のふりしてやってくるんでしょう

齢20数年あれば気づく

 

すっと陽高く

いつのまに変わる

グラデーションが得意みたいね

暦はきっと正確に刻んでゆくものではないみたい

 

雨のにおいで気づかざるをえず

嘆き節など演る暇もなく

 

すっと陽高く

いつのまに照らす

試されるような気恥しいような

暦はきっと私たちを包むようにできているみたい