おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

町にいきて

この坂にはもう慣れた?

見ていたよりもきついものでしょう

大丈夫よ

だんだん なんてことなくなってくるし

どうしてもムリそうなら

またどこか流れればいい

 

受け入れも送り出しもしてくれる町よ

悲しいことには1度、

忘れ得ぬ記憶に遭っているから

 

ゆらり、1段ずつ上って

息を切らす帰り道もいいって

思えるなら

世はだいたいそうね

着いたら冷たいお茶でも飲んで

 

ふらり、歩いてゆく人に

景色の一部になってるんだって

夜になって

気づくことができるから

向こう側から

世はだいたいそうね

 

教会の音もひびく情緒の町よ

辿ればもっと昔

開ける精神も持っていたから

 

ふわり、香りくる甘い菓子

泣いてしまうの?

それもいいって思えるから

世はだいたいそうね

おなか満たしてゆっくり生きて

 

ふらり、歩いているだけで

景色の一部になれるんだって

夜になって

光の中で

朝を迎えて

陽の中で

 

気づくことできるから

世はだいたいそうね