おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

homage

忙しない世は確かだが

この切迫はその所為だけではない

己の心に静寂がない

止まるのは無理でもせめて

緩やかにあれ

 

街を抜け駅を出て

ひととおりの喧騒をのんだ

いつの間に眠った

 

心ここにあらず

カヴァレリア・ルスティカーナ

 

あぁ私は

何を生き急いでいたか

誰の所為にしていたか

 

胸が詰まるのは

解放されるためだとさえ思える

 

まだ世にはこんな旋律があった

この世にはこんな感情があった