荒れはじめた両の手と 否が応でも冬の名を つぶやきましょう 並木の路は 葉も散りおえて 寒ざむと 達者かと呼ぶ声も 鬱陶しいが先に来て 振り払い躱す間に 消える命もあるものと 知ってはおっても儘ならぬ 軽はずみ 幾つかの言葉を 今でも許せずにいます 小…
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