いびつに並んだビルをぼんやり見ていたら
ほんとに どの星にいるのか分からなくなる
私が泣いていること 貴方に届くかな
悲しい笑顔の理由が貴方に届くかな
堕とされたことなら恨んでなどいない
思うより先に考えて言い聞かせるの
淋しくないように
この手を摑んだ彼はこの地の人だから
いずれね 離れることは分かってたけど
ひとりでいる夜に違和感などない
黙ってればいいのに
ふらり街に出れば えらく賑やかで
明かりが灯る度 ほら貴方は遠くなる
忘れたわけじゃないのに
ひとりにしないで
いつの間に明けた空をぼんやり見ていたら
今 私この星に居るんだと少しだけ思う
私が泣いていること貴方に届くかな
いつか帰るその時まで見守っててくれるかな