おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

底這う音

愛は遠ざかるために姿を現した

低き者の声はそう

届かぬようにできて

 

何かにつけ定めという癖

猛き者に限らぬだろう

なまじ挫けた側の言い訳に使われる

 

それでも云わせてくれるなら

カミサマ

祠はそのためにあるのでしょう?

 

誰も知らぬ間に朽ちる命が大抵だ

それをいい事に掃き捨てられてゆくのが常だ

 

火で焼き丁寧に土に還されると思う勿れ

 

愛は遠ざかるために姿を現した

低き者はいつまでも

低き地に生きて