おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

生まれた空にいるかぎり

世を儚むほかない時に

なんて気楽な街の声

 

怒りの矛先を向けるという

無茶苦茶も身につかないままだったね

 

いいよ

そのまま息をしていても

誰も優しくないことを

知るためだけに生まれたなんて

なんて悲しいことじゃない

 

恥ずかしいよね

無償の愛がどこかにあると信じることは

 

大人になればなおのこと

人と違う痛みが増す世界

 

いいよ

そのまま息を止めても

誰があなたを責めたとて

私だけは持っていよう

なにも悲しいことじゃない

 

気が流れるかぎり

つづく是非を

飲込むように感じる人が

いつでも儚く消えてゆく

 

いいよ

そのまま好きなようにして

儘ならぬことはもう知って

それでも生きていようだなんて

無責任は言えないなぁ

 

いいよ

そのまま息をしていても

生まれた空にいるかぎり