綺麗な石に
縺れた糸を
もいちど通し直すなら
そうだ誰かの誕生日だった
忘れたならそれでもいい
片恋に似たシグナルを
ずっと紡いで過ごしましょう
世分けるように
咲くも散るも
営み穏やか
1人見て
夜裂けるように
不安だったこと
嘘みたいに消えて
どうせまた来る
ばらけた石に
手繰った糸を
もいちど通し直すとき
そうだ明日は記念日だった
決めたそばから廃れていく
片恋は産まれつきの
例えば思いをもらっても
嘆くだけ嘆く
悲しさよ
風見鶏さえ
1人見て
晴れるまで待つ
不安だった日を
忘れるようにできて
どうせまた思い出す