おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7.1

力およそ敵わぬ男に打たれた ふらふら歩いて峠を越え 狭い船底に乗りこみ 水面より下を見ていた いよいよ沈みこむか 14の夏だった 誰も彼もが忘れても まだいるまだいる 記憶は止まずに 雨の季節と記憶している けれど快晴 憎らしい渇き 逃げるも向かうもな…