盆にも帰らぬ不幸者 蛍、今宵は鳴く癖も 控えた町に静まって 昼間の汗をさます人 飾り棚には取り取りの 迎え果も花も色添えて 縁はつどい賑わいを 盆にも帰らぬ不孝者 待つ身の噎せは構うかと 夕凪、思いも暮れるころ 墓に向かえば列なして 潮香もかおれ 息…
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