おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

たまゆらもどきの

苛立ってたのはどうして

そんなにヤワじゃなかったはずなのに

たとえば何にも感じずに一言も発言しなければ

場は収まるし嫌われはしないと

気づいて実行してきた矢先

 

ぷつっと切れた糸に似て

 

うまくいかなくて当たり前

唱えた呪文を蹴飛ばすような

やっぱり欲は

私を認めてと

それは

愛してほしいより根深い

縛りつけられた魂ゆらり

 

自分に厳しいからね

他人にも求めるって

よくある説に

気持ちいいくらいあてはまって

だから私はこの世の何も許せない

一度沈むと引き上げられぬ大船

 

次の機会は来世には

 

ちょっと大げさに嘆き節

あの人たちは一日で忘れても

私の解釈

言葉にしたいこと

またね

熱が上がって食いしばる

そんな午後2時 魂ゆらり

 

愛さえあればも嘘だし

誰のことも悪く言わないって綺麗事だし

生きていくためにどんどん

賢者のような

たまゆらもどき

偉そうに語りましょうとも

 

うまくいかなくて当たり前

唱えた呪文を蹴飛ばすような

やっぱり欲は

私を認めてと

それは

愛してほしいより根深い

縛りつけられた魂ゆらり

 

熱に浮かされ

ゆらり

嘆きの隣で

不謹慎を承知で言わせてもらえば

大切な人を失くしたと嘆いているその姿すら羨ましいんだ

そこまで強く思えることが

なければ生きていけないと

激しい関係を

安心の類を

築けることが

 

この世は繋がらなければ

存在が確認できないような

無縁と名づけて慰めてみても

落ちつかない魂は

 

果て

どこへゆくのか

その前に

ここで、

どう保てばよいのか

 

冷たい人間だと非難されても

花を手向け涙する横で

ある種

もっと泣きたいんだ

でも泣けもしない

それが悲しいんだ