おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

雨でも降れば、花火上がれば

簡単にぐらつくようにできているから

ちゃんと帰りつければ万々歳の

寝こけて落ちるわけにはいかないから

浅い眠りでちゃんと揺り起きるの

 

雨でも降れば

傘持ち誰待ち

そんな人がチラホラするから

どうか晴れて

宵闇が始まっても

暮れ消えても

 

吐きだしそうな気持だからいつも

どこから病か分からない厄介

つられて本当に病ますわけにはいかないから

騙しだましで寝て起きてどうにか

 

花火の煙りが

届くのは好きだけど

人の波には嫌気がさすから

ことしはなくても

それでいいのよ

暮れるだけでも

 

風でも吹けば

すぐ消える花

奇跡に近いものがあるから

散り際まで見届けたい

そんな思いも湧くものね

そして世は沸くものね

 

 

思い過ごしであればいいけど

思い過ごしのまま

いつの間にか閉じるのも

癪だなぁ

 

なんて厄介な身体こころに

まだ見ぬ病に苛まれるような

雨でも降れば

そして上がれば

なんてことない営みの1つに

数えて勝手に散らしましょう

どうぜ暮れるのならば