おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

覚悟を決めた日

違和感の始まりはいつだったか

やたら風に気にやられる心持ち

それがいいとは言わないわ

苦しさでもあるからね

 

気づかずに

気づかずに

 

原始残した田舎町

怯え続ける家という名の箱

感受の強まる年頃に

いつも倒れかけているような弱い身体

 

生まれてすみませんを地で行くような

 

気づかずに

気づかずに

降り積もった感情と

元来の使命であったなら

これから表出するほかないわ

覚悟も決めるというものです

 

日付から台詞から

空気から何から

憶えるさが

 

知らぬ間に

知らぬ間に

 

十何年前の朝だって

何十回も頬を打たれて

理不尽を晴らすなど

誰も教えてくれなかった

 

生まれてすみませんは引き続いて

 

知らぬ間に

知らぬ間に

流れ込んだ音楽と言葉の国

彼の指名であったなら

助けてくれと同義なら

叫んだっていいでしょう

もう

 

未来など

過去などと

言う間もないほど命短し

思い込みでも使命であったなら

生きて表出するほかないわ

覚悟も決めるというものです