心の中に宇宙が広がると言う
彼も歌っていた
どうしてそれが夢や希望の類だと
人の決める
酷な命を課したもの
神は見えぬところで
在るかどうかからの
星座をつないで
神話をつむいで
銀河をかける
なんて高尚な
なんてあたたかな
私には遠い‘宇宙’
だんだん嫌いになってくる
煮え湯では済まされない負荷
彼の歌っていた
喜びや楽しさなんて似非だったのか
酷な命に怯えるの
神は恨むほどに
近づいてくる気がするもの
星座をつないで
神話をつむいで
銀河をかける
なんて高尚な
なんてあたたかな
私には遠い‘宇宙’