おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

ビー玉とピアノ

綺麗なビー玉転ばして

床に這って眺めていたころ

だれと繋がることなくても

日をきらと見られたものね

 

ピアノ聞こえる通りの家

入ること許されなくても

漏れた西洋のかなで

節間違いに覚えて帰ったわ

 

口ずさんで

怒られて

また間違った節つくりつくり

口ずさんで

疎まれて

また思い出したどりたどり

 

退屈はいちばん遠いところに居て

泣き虫を直すことできなかったけれど

弾んでいられた理由を

確かに知る

大人になって