おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

後悔の予感とだけ

どれだけ悔やんでも

もう二度と

声も聞けぬことがあるだろう

わかっていながら

疎ましく

己の日常を何より取って

 

それでいい

それでいいと

誰も言ってはくれぬから

自分で唱えよう

 

春は手を引かれた坂道思い

夏は連れ出された浜に馳せ

秋は生まれの月に浸って

冬は凍え布団を並べて

 

それでも裏切っていいほどに

傷ついているのか

薄情に育ったか

わからぬまま遣り過しています