おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夜半までの戯言

電話を切って楽になりました

そう言いたくて掛けました

話すことなど元気と平気

 

言葉に生きている癖に

こんなときだけお座成りね

 

祭りは終わり

去る人の群れ

それを送れば

まるで彼方の住人みたい

 

外の気配に気が散りました

それさえ格好がいいようで

酔っているのは此方でした

 

言葉に懸けているうちに

心を置いていかないで

 

街は静まり

あとは人非ざるものの祭りを

見届けるだけ

 

もう少しね

酔わせて

聞いて

話すことなどなくても平気