恥ずかしいという感覚が
生まれてからずっとあります
何をしでかしたわけでもないのに
そもそも備わっていたような気がします
恥ずかしがりやとかシャイだとか
そういう可愛いものではなくて
存在からぐらついているような
身が縮こまる思いです
太宰に倣って
謝るべきなのか
それも烏滸がましい気がしてきて
何の罪も犯していないのに
なんなら生真面目に生きてきたつもりです
それでも身から湧き出る
居た堪れなさや申し訳なさは
生きていればずっと続く気がします
向こう側へ行けば消えるのかもしれず
試しに向かう意気地もなくて
唯々、恥ずかしいという感覚が
居座り続けているのです