夜に巻き込まれてゆく
正しく生きれば馬鹿を見て
駅のホーム
帰りつくだけの足取りたちが
忙しなくてさ
そんなに急いでどこへ行く
そうか Home
待っているのよね
あたたかさを知らなければ
箱を与えられても
たとえ愛してくれても
もう知ることはないわ
改札を抜けた
愚痴の1つも溢さなければ
やってられないでしょ
切るか迷った前髪
鏡に映って
そうか大したことじゃない
狭い日本をどこへ行く
そうかHome
あなたにはあるのね
心寄せ場を知らなければ
鍵を持っていても
たとえば求められても
二度と知ることはないわ
そうか一度も
知ることはないわ
改札を後にして
下を向いて歩こう
いいのよ