今日は雨が降らなかった
叫びも傷みも
その言葉では表せないほどだっただろう
時を過ぎれば人は消えてゆく
より若い事が意味するのは
ささやかで
祈りにも怒りにも
綺麗事では立ち行かぬ
世も心情も
それを重々、身をもって解った上で
思う
ほんの少しでいいから
優しくありたいと
あたたかであれと
綺麗事だろうと愚かしかろうと
唱え続けなければいけないことがある
心優しい人は
世がどうあっても優しいのだろうから
私のような腹汚く性格の黒い者が
少しでも優しくあれれば
変わるのではないかと思う
目をそらすな
そらしてももう一度見ろ
作り出してゆくほかないし
作り出すことができるのだ
当たり前ではない晴天