おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

そぞろの生きよう

なんら解決する気配のない

しみったれた哲学

重い足取りで

暮れも暮れ

夜を携えた

商店街

古びた中かえりゆく

 

頭がガンガン痛むけど

この世の病気じゃないからなぁ

 

雨降り明けたら

土の匂いのする

そんな鮮やかさばかり求めて

薄くれないの空に

どうして反発したの

 

帰りついたドアの重い

覆い被さる哲学

靴脱ぎ散らかして

依りもたれ

夜は枯れ来た

ひと部屋に

じっとしてられず雪崩れる

 

普通に歩いてるように見えて

倒れこむ寸前だからいつも

 

明くる日の虹は

綺麗に輝く

そんな詩的なことは遠くて

じんわり宵闇の中で

憂いを煮詰めて食べるだけよ

 

空など見ずに

手違いの

いのち身体を燃やすだけよ