おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

針とにらめこ描く夢

手を繋いだ記憶が遠ざかるほど

もうそれが確かだったか分からなくなる

埃かぶった愛ほど美味で

つらつら理屈も重ねたくなるでしょ

 

帰り電車に揺られたら

そのまま夢に堕ちてもいいよ

 

目覚めたら遠い星

そんなことを何度も描くうち

本当になるかもね

むしろ胡蝶の夢かもね

 

あぁ日々は折り重なり

ただ僕を連れてゆく

 

脈絡のない話は続く

追いつくか振り払うか

 

吐きそうな気分だけが

長々続く常日頃

呪うなら誰

今にも息を止めそうな人にでも

いいかしら

 

つらつらと遠い思い

拾い上げて

本当になるからね

むしろ胡蝶の夢ならば

両の手で抱いて受け入れよ