おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

さぁ時を語れ

力強い風で揺れた洗濯物が

飛んでく寸前で止まった

もう季節を語る部もなく

ただこなしてゆく日が

 

灯し、灯し、

酔いしれて

机の隅でも倒したグラスが

零れる前に受けとめるよ

 

昼も夜もないよ

さぁ時を語れ

名残り惜しさはもう

今ある時から

なお来る前から

 

恋し、恋し、

呼んでみんね

 

花も匂うまで待つと

なんと優し人のいう

そんな綺麗にはいられないよ

朽ちてしまえとさえ

…内緒ね

 

許し、許し、

呪文は尽きず

正しいことから離れた者は

生きる価値もないのかな

 

声も道もないよ

さぁ時を語れ

憎たらしさまでもう

過去あった時から

予測する未来から

 

嬉し、楽し、

捨ててみんね

 

許し、許し、

呪文は尽きず

正しいことから離れても

 

さぁ時を語れ

酔う前に一度

眠りにつくまでの暇満ち