おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

祈りのはじまり

屈んで見てた空は

なんだか狭かったな

そのまま地に埋まっても

気づいてくれないくらいには

 

時の流れは逆らえないのに

救いも見せぬその様が

憎らしかったりも

 

あぁ

大声で歌ってところで

小さき者に変わらず

せめて貴方には、貴方には

唱え続けた呪文が

そうか

古、祈りとなったのやも

 

背は伸びないまま

大人と呼ばれて

紡ぐ物語だけ

夢のまた夢を生きる者

 

時の流れはとどまらないのに

思い出だけは持つという

難しい人の世ね

 

あぁ

泣きじゃくり叫んでも

お空の上は知らんぷり

せめて貴方には、貴方には

見えぬ姿に願いを

そうか

古、祈りを生んだのかも