屈んで見てた空は
なんだか狭かったな
そのまま地に埋まっても
気づいてくれないくらいには
時の流れは逆らえないのに
救いも見せぬその様が
憎らしかったりも
あぁ
大声で歌ってところで
小さき者に変わらず
せめて貴方には、貴方には
唱え続けた呪文が
そうか
古、祈りとなったのやも
背は伸びないまま
大人と呼ばれて
紡ぐ物語だけ
夢のまた夢を生きる者
時の流れはとどまらないのに
思い出だけは持つという
難しい人の世ね
あぁ
泣きじゃくり叫んでも
お空の上は知らんぷり
せめて貴方には、貴方には
見えぬ姿に願いを
そうか
古、祈りを生んだのかも