おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

煩う暇もないからね

冷え切った部屋から一歩出て

あぁ息吹はこのようなものだった

感慨に浸ってまもなく

またうだる暑さに負けて閉じ込もる

 

何もかも致し方なかった

あの頃と比べたなら

 

なんて自由な地に立って

思い込みも思い切りもこの手に

何にも教えてもらえなかった分

何の気兼ねもいらないわ

 

金出さないなら口も出すな

もっともな言い分で遠ざけてやった

いい気分

あとは己次第と

ある意味、退路は断ったもんね

 

季節移ろいに感じ入るはずが

すぐに現実の愚痴になるって

 

情けなくも身勝手な

日を送らせていただいております

勝手承知がなんだかね

格好良いとすら思える病気

 

波風しか無くていいのよ

短い人生だもの

蝉の声

風流を越え

けたたましいと窓閉める始末

 

何もかも致し方なかった

あの頃と比べたなら

 

なんて天国

そして恐怖

誰のせいでもないからね

 

冷え切った部屋はキンとして

これもまた夏ねと現代っ子

 

だって美しいものだけで

できてるわけではないからさ

なるたけ綺麗に纏めようとしても

愚痴の1つや2つや、無限にも

 

美しい世界はそういう人たちで

作ればいいんじゃない

 

なんて自由な地に立って