おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

ゆられ電車のおと

電車の窓は少しだけ

向こうと繋がってる気がするね

少しと言ってぼやかしたけど

ほんとはもう全部渡ったあと?

 

おいで、おいで

呼ぶのは陽

温もりに見せて操る影

止めて、進んで、

辿り着くまで

妖し夢でも見ていましょ

 

手を振ったらおしまい

なごり雪とは違うのよ

手を合わせておまじない

東京からの旅立ちじゃない

呼び呼ぶはるか、向こうのはなし

 

揺れるリズムが好きだな

車もバスも船もダメなんだけど

電車の心地はだいじょうぶ

何処かへ送ってくれるから?

 

またね、またね

背を押す陽

翳りも見せて操る熱

掬って、途絶えて、

歓ばすまで

妖しこの世は華やげと

 

目を閉じてもおんなじ

心の旅とは違うのよ

目を開けてもマヤカシ

誰か思った道じゃない

行き交うだけの、こちらのはなし

 

呼んで、結んで

ほどける日

妖しこの世を愛でられるよう

 

手を振ったらおしまい

なごり雪とは違うのよ

手を合わせておまじない

東京からの旅立ちじゃない

呼び呼ぶはるか、向こうのはなし

 

目を閉じてもおんなじ

心の旅をは違うのよ

目を開けてもマヤカシ

誰か思った道じゃない

行き交うだけの、こちらのはなし