おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

subconscious

あたたかい記憶がゼロならば

すんなり外れて歩けた道を

だましだまし逸れずにきたの

今になって噴き出してる

 

泣けど喚けど消えないような

陰陽に揺れて千切れるような

 

間違ってますか

夢に見せるほど

郷愁も懐古も葬ったのに

 

私が1人ではなかったことを

だけどほぼ苦しみばかり与えられたことを

捌けないから

いい大人になってまだ

呼びかけるのですか

 

好きに生きればいいという天使を

縛りと常識で固められた悪魔を

飼いならせないから

齢重ねてもずっと

引き摺るのですか

 

泣けど喚けど消えないような

陰陽に揺れて千切れるような

 

幸せそうな人を見ずに

自分すら省みずに

ぼんやり今生果たせたら

 

だけど証がほしいなら

与えられた苦しみも

わずかなあたたかさも

持ち歩かなければならないのですか

 

間違ってますか

夢に見せるほど

郷愁も懐古も葬ったのに

 

泣けど喚けど消えないような

陰陽に揺れて千切れるような