おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

春の野に

花飾りまとい現れた童

なんと純朴に世を見る

この野原にそぐわない身を

申し訳なく思い

 

しかし一定数

そういう者が必要ならば

私が負っているのだと

心に慰めを

偉そうな講釈たれるつもりはなし

ただ心に慰めを

 

花飾り一片二片

風に散り

駆けてゆく童